Botero, G (1543/44-1617)
 イタリアの政治学者,経済学者。はじめジェスイット僧団に属し,のちサヴォイ王の宮廷に仕えた。厳格なローマ・カトリック教徒として,反宗教改革の立場に立ち,倫理から独立した政治学を主張したマキャベリ (N. Macaiabelli)に強く反対した。De rigia sapientea, Milan, 1583(『名君論』)およびDella ragion di stato, Venice, 1589(『国家理性論』)は,宗教に好意を持つ君主の理想像を描く。経済学的見解は,Delle cause della grandezza delle citta, Rome, 1588(『都市の偉大の原因』)で展開されている。都市人口の成長に影響する各種要素を分析したこの書は,人口が生活資料の水準に引き戻される多くの阻止要因を指摘して,はるかなマルサスの先駆と目されている。このほか,Relazioni universali, 4vols, Rome, 1591-96(『世界誌』)は,各地方の地理的研究,社会的・政治的・宗教的諸制度の分析であり,その統計的方法は当時広範な影響力を持った。(学)


The Greatness of Cities (1606) (socsci.mcmaster.ca)
The Greatness of Cities (1606) (ecn.bris.ac.uk)
The Greatness of Cities (1606) (unimelb.edu.au)


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