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Sismondi, J. C. L. S. d (1773.5.9-1842.6.25)

 フランス古典経済学の最後の代表者であって同時にロマン派経済学の始祖。ジュネーヴ共和国の新教牧師の子として生れ,ルソーに強く影響されて育つ。19歳のときリヨンでフランス革命の激動を目撃,その後,ジュネーヴの上層「市民」に属する家系と彼自身の進歩的な思想とのために,革命と反革命との双方から交互に逮捕監禁。ただし「反革命は革命より百倍も悪い」という基本信条に立っていた。トスカナ亡命時代に処女作『トスカナ農業概観』Tableau de l'agriculure de la Toscane, 1801を出版し,小経営的生産様式を讃美。帰国後,商工会議所の書記となり,当時ジュネーヴを併合していたフランスがその保護貿易政策によってジュネーブの産業を抑圧するのに反対して,レッセ・フェールを謳歌する『商業的富について』De la richesse commerciale, 2 vols., 1803を発表した。しかし,その頃からスタール夫人およびバンジャマン・コンスタン等のロマン主義者と親交を結び,以来数十年,文学史と歴史学の研究に没頭。1818年エディンバラ百科全書の「経済学」の項を執筆したのを機縁として,再び経済学の研究にはいり,従来の自説を再構成して,翌年『政治経済学新原理』Nouveaux princi;es d'economie politique, ou de la richesse dans ses rapports avec la population, 2 vols., 1819; 2 ed., 1827.を完成した。その後も歴史学上の大著を刊行しつつ,『社会学研究』Etudes sur les sciences sociales, 3 vols., 1836-38.を公刊。その間,ジュネーブ大学で古代史・文学史・経済学の講義を行なったと伝えられる。[主著]前記のほか:Histoire des republiques italiennes du moyen age, 16 vols.,1807-18; Histoire des Francais, 31 vols., 1821-44; Histoire de la chute de l'Empire Romain et du declin de la civilisation, 2 vols., 1835.(学)


Political Economy (1815) (socsci.mcmaster.ca)
Political Economy (1815) (ecn.bris.ac.uk)
Political Economy (1815) (unimelb.edu.au)


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