Whewell (1794.5.24-1866.3.6)
 イギリスのランカスターに生れ,ケンブリッジのトリニティ・カレッジを卒業。同カレッジの鉱物学・道徳哲学の教授・学長を歴任,大学全体に強い指導力を持った。直観主義の哲学を中心として厖大な著作を遺したが,経済学の領域では,論説 'Mathematical exposition of some doctrines of political economy: Transactions of the Cambridge Philosophical Society, III, pt. 1, 1829 (「経済学の若干の学説の数学的証明」)で,数学的方法の利用を先駆的に試みている。それはリカードウの租税論に向けられたものであって古典学派の枠のなかに留まっているが,その関心と立場とが労働価値論を離れることによって,同時に古典学派の解体の方向を示している。彼はまたジョーンズの遺文集(Literary remains)の編纂者である。なお,上記論説は中野訳(『経済志林』29巻)がある。(学)


Six Lectures on Political Economy (1862) (socsci.mcmaster.ca)
Six Lectures on Political Economy (1862) (ecn.bris.ac.uk)
Six Lectures on Political Economy (1862) (unimelb.edu.au)


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