Reviews by books or journals
下記の書籍や雑誌で AKAMAC が紹介されています。(最新のものから並べています。)
(Web上のものは数が多くてフォローしきれていません。一部は関連する箇所でリンクなどをしています。)
「愛媛大学法文学部の赤間道夫教授のサイト。研究者個人のサイトとしては,「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」と双璧と言っ ても過言ではないほど,アクセスも雑誌・書籍による言及・紹介も多数ある。E-text Links からは,経済思想史や社会思想史分野のE-text(約170)にリンクでき,スミスやマルサス,リカードはもちろん,オウエンなども含めてかなりの人物 の主要著作が原文で手に入る。著者の略歴と写真も掲載しており,この分野の人名録としても機能する。E-text からは,先生のプロジェクトである,マルクス「資本論」のドイツ語版が閲覧(世界初公開)できるほか,「剰余価値学説史」のE-text 化も精力的に進めている。サイト全体が「マルクス情報の宝庫」(加藤)であるが,「マルクス関係はほんの一部で,ぜひ全体を見てほしい」(赤間)と言われ るほど,日本・世界の多くの経済学研究サイトにつながるゲートとして貴重。また,講義のレジュメをpdf ファイルで提供するなどOpen Course Ware も試みており,book review(ブログ版)の充実ぶりも特筆に価する。」
【赤間コメント】
最近進めているプロジェクトやブログまで紹介くださっています。ライブラリアンによる紹介はこの うえなく嬉しいものです。
「さて,このようにして原典の全文を提供することは,データの入力作業と点検、サイトの構築などにかかる労力と時間、それ に見合う種々のコストを考慮する と、個人あるいは小規模の組織で一挙にできるものではない。しかし、インターネットで使用するWEBプログラムの優れているところは,リンク機能を用いる ことで,こうした個別的な成果を一纏まりの形にして提供できることである。上で取り上げた二つのサイトでも紹介されている赤間道夫氏がそのホームページで 提供している“ E-Text Links” (URL略:引用者)は,この機能を生かして関連分野の裾野を広げ,簡単な解説とともに,多くの古典文献の全文テキストにアクセスできる ようにしたサイトである(図6:略:引用者)。(改行)例えば,最近,経済学においても「進化」の概念が頻繁に用いられるようになっているが,赤間氏は, チャールダーウィン(1809-1882)を検索リストに加え,その『種の起源』1859年のテキストについて複数のリンクを張っている(――もっとも, 経済学史を振り返れば,「進化」への関心それ自体は「進化」概念が登場したときから存在したから,取り立てて新しいこととはいえない)。また,経済現象に 関する研究で言及されることは殆どないものの,経済学方法論ではしばしば取り上げられるイマヌエル・カント(1724-1804)の『純粋理性批判』 1781/87年や『実践理性批判』1790年,『判断力批判』1790年などの代表作の英語版全文テキストにも複数のリンクが張られている。ダーウィン やカントをインターネット上で読めるということは,こうした原典の全文テキストの提供が種々の分野で試みられていることを示している。(改行)赤間氏がこ の試みを始めたのは,インターネットが普及し始めるのとほぼ同時期の1990年代半ばからであるが,このリンクの存在は,経済学史研究者や経済学史に関心 を寄せる人たちの間では,日本のみならず国際的にも早くから知られ,その評価は現在でも高い。有名な古典的論文であっても,後世に出版された当該経済学者 の著作集や論文集には収録されずにきたものも数多くあって,それらの原文を確かめるために頼ることのできるリンクの存在は,貴重である。(後略)」
【赤間コメント】
岡部さんのこの評でいかに勇気づけられたことか。リンクが切れているのが多いということもよく聞 くようになりました。いかに検索技術が進んだとしてもポータル的サイトの意義はあると確信しています。
このたび岡本さんが彼を編集長とするメルマガで詳しく紹介してくださいました。
【赤間コメント】
岡本さんは以前にも下↓に引用しているように,紹介してくださいました。これだけの評価がはたし てあてはまるのかどうか、被評価者としては冷や汗が出ます。これを励みにまた頑張ろうと思います。
この紹介論文で加藤さんは次のようにコメントされています。「(前略)改めてサーチエンジンODINを用い,「情報」の方 からしぼって,「マルクス インターネット」と入れてみる。1018件730グループまでしぼり込まれた。といっても実は,インターネットの森は,ジャン ク情報に覆われている。実際に役立つものは,そう多くはない。(改行)しかし,この検索で2番目にでてくる愛媛大学赤間道夫氏の「AKAMAC HOMEPAGE」は,知る人ぞ知る,マルクス情報の宝庫だ。世界中のマルクス研究サイトとネットワークでつながれ,『資本論』ドイツ語原本はMEW全5 巻分が収められている。とはいえテキストは,各分冊・章の各節毎でファイルされている。いちいち検索を繰り返すのは面倒だ。(後略)」。【赤間コメント】
加藤さんは以前にも下↓に引用しているように,丁寧に紹介してくださいました。このところ多忙の ため自分のウェブの更新が思うようにできていませんので,あらためて気を引き締める必要があります。それにつけても加藤さんの精力的なインターネット活用 には驚かせられます。政治学分野では第一といっていいでしょう。この紹介論文は加藤さんのウェブ・ネチズンカ レッジでも読むことができます。この紹介稿で他に2箇所で AKAMAC にふれられています。
分野別サイト紹介中の「思想」の「各論」で紹介されている。テキストは「ポリロゴス Polylogos」の中山元さん。「このサイト には経済思想に関連したリソースがリンクされているが,特に中心になるのはマルクスの『資本論』関連リソースだ。『資本論』の第1巻から第3巻までの原文 がリンクされている。『資本論』の注釈や,『剰余価値学説史』の抜粋なども有益だ。マルクス以外にもアルチェセール,ベンサム,スピノザ,プルードンな ど,経済思想史,社会思想史関連の哲学者のリソースも充実している。写真つきで略歴が掲載され,テキストにリンクしているほか,関連サイトのリンク集もあ る。」(86ページ)【赤間コメント】
人文社会系のサイトの紹介です。リソース集のオリジナルは二木麻里さんの「アリアドネ」にもとづいています。実質的な編集は二木さんといっていいかもしれま せん。イントロダクションのほかナビゲーターの役割を果たすテキストはほとんど二木さんによっています。
AKAMAC についての言及は,よく吟味されていると思います。表面的な印象ではない中山さんの真摯な姿勢を読み取ることができます。
岡本さんはかつて「社会科学系ホームページの現状と課題」と題して報告しました(「メディアと経済思想史研究会」第2回研 究会,1999年11月13日,早稲田大学)。本稿はこれをもとに「分野を問わず経済学という枠のなかでのインターネットの利用形態を筆者なりに類型化 し,その分類に沿って有力と思われるサイトを紹介」(75ページ)したものです。「Eテキスト,Eスクリプト」の分類のもとでAKAMACをつぎのように 紹介くださっています。「テキストやマニュスクリプト,稀覯書を電子化する試みが着実に進んできている。/これは思想史や学史,学説史に伝統を持つ日本の 経済学らしさかもしれない。/なかでも経済思想史,社会思想史分野のEテクストへのリンクを張り巡らした AKAMAC E-text Links (URL省略:引用者)はよく知られた存在だ。ここは各テキストへのリンクにとどまらず,ミルやオーウェンといったテキストの著者の略歴と写真も掲載して おり,経済思想史,社会思想史の人名録としての機能も持っている。」(76ページ)【赤間コメント】
岡本さんは,ACADEMIC RESOURCE GUIDEと いうメールマガジンを発行していることで知られています。在野にありながらこれだけ充実したメルマガを定期的に発行しているのは驚きです。情報収集力と的 確なコメントはさすが岡本さんといえるでしょう。上記研究と猪瀬直樹を編集長とする別のメルマガ「日本国の研究 不安との訣別/再生のカルテ」でもご一緒していま す。
特集「Webで振り返る20世紀」の「Politics政治経済編」。「あなたと同じ誕生日の学者は!?」のタイトル。 「時代を動かしてきた社会思想学者,経済思想学者に関する膨大な資料を参考できる。ユニークなのは誕生日別に検索できるという点。自分の誕生日と同じ学者 たちは,さぞかし身近に感じられるであろう。」(57ページ)【赤間コメント】
遠藤久美子が表紙から微笑みかけています。この種の雑誌としてはまともな特集で,びっくりすると 同時に編集部の意気込みを感じました。ただ,「社会思想学者」「経済思想学者」とは普通言いません。僕らは「社会思想家」「経済思想家」と使います。また 「誕生日別に検索でき」ません。検索ではなくて,誕生日毎にも整理しているだけです。
『岩波=ケンブリッジ 世界人名辞典』(1997年11月)は,期待して買った本でした。しか し,こと生没年月日まで記載されていない点では,『岩波 西洋人名辞典 増補版』(1981年12月)に劣ると言えます。僕の所属する経済学史学会が総力 (?)をあげて編集した『経済思想史辞典』(丸善,2000年9月)【丸善のチラシ1,同2,新 刊案内】も同じです。愛用の辞典は,『岩波 西洋人名辞典 増補版』,小林昇編『経済学史小辞典』(学生社, 1963年6月;絶版です)それと英語版作成に欠かせない WHO'S WHO IN ECONOMICS, THIRD EDITION, edited by Mark Blaug, Edward Elgar, 1999. です。もちろん,小林編も Blaug 編も生没年月日までは記載していません。『岩波 西洋人名辞典 増補版』はほんとに希少価値をもっていると思います。
「マルクスを見る・読む・学ぶホームページ」として紹介。「愛媛大学の赤間教授のホームページ。各国語のマルクスの翻訳を 見ることができる。」(154ページ)【赤間コメント】
リンクしているだけなので,正確には「見ることができる」わけではありません。一度きちっとアク セスしてくれたらわかるはずだと思います。また,AKMACはマルクス関係は一部にすぎません。全体も見て欲しいものです。
「詳細な経済思想サイトです。多数の経済学者の解説と関連資料のリンクに加え,マルクス「資本論」のドイツ語テキストなど があります。また日本の多くの経済学研究サイトにつながるゲートとしても貴重。愛媛大学総合政策学科の赤間道夫氏によります。」(163ページ)【赤間コメント】
この本については編集長をしている『コンピュータ&エデュケーション』第7号(柏書 房,1999年11月30日)で簡単な紹介をしました。アリアドネとは,「ギリ シャ神話で,クレタ王ミノスの娘。ミノタウロス退治のテセウスに糸を与えて,ラビュリントス(迷宮)から脱出する道を教えた。そこから,難問を解く方法を 『アリアドネの糸』という。」(『広辞苑』)アリアドネの主宰者である二木麻里さんの編著の第二作が本書。インターネット・ガイド ブックでありながら「ものを調べ,考える糸口」を指し示す点で,ひとつの作品にほかなりません。二木さんは「静かな見方」と言っています。厳選したウェブ に付した寸評が二木さん自身の姿を表出させています。
前著は『調査のためのインターネット』(ちくま新書,1996年)でした。今回は『思 考・・・』。タイトルの変化は,二木さんのインターネット観の変化でもあるのでしょう。インターネットと人間とのあり方を「思考」とまとめたことに,強い メッセージ性があります。
西新宿にある「残日時計」は,8月20日で21世紀まであと500日を表示しました。 世紀の転換が千年紀の転換でもある変わり目にあって,インターネットという今までにないインフラとそこにある無数ともいえるリソースは,私たちへの知的贈 り物にちがいありません。二木さんは,それらリソースを「思考」のための素材としてまとめ,知の創造へ誘います。一読,一覧あれ。
(『コンピュータ&エデュケーション』Vol.7, 123ページ)
この紹介論文で加藤さんは次のようにコメントされています。「(前略)無論,ホームページからの発信には,インターネット 上のジャンク情報の山をかきわけて見いだした,社会科学情報の受信・活用が不可欠である。たとえばアントニオ・グラムシ研究の世界では,アメリカのホーム ページに世界中の著作・論文が蓄積され,ビブリオ・データベースが逐次更新されている。マルクス,レーニン,トロツキーの論文も,英訳ならネット上で簡単 に手に入る。昨年春シカゴのローザ・ルクセンブルグ国際会議出席のさい,ローザの日本語文庫本しか持っていないところで英語のコメントを求められ,窮余の 一策でYahooで探したらちゃんと英訳がみつかって,正確に引用することができた。愛媛大学赤間道夫さんHPからは,新版MEGA挫折後の世界のマルク ス研究の最前線に入ることができる。今春のトロツキー研究所や東京グラムシ会のホームページ発足で,日本語文献検索もずいぶん楽になった。(後略)」と。【赤間コメント】
加藤さんは日本でも有数の政治学者であり,インターネットでも知る人ぞ知るの壮大なウェブを構築 されています。この紹介論文は加藤 さんのウェブ・ネチズンカレッジでも読むことができます。
特集「ビジネスマンのための超情報源2600 1999年版」「インターネット大活用術1 国文学・情報学・経済学 離れ た分野から発想する法」の中で,石橋太郎静岡大学助教授の選として紹介されている。「『資本論』などのドイツ語文献のデジタル化を進めており,面白い試み だと思う(石橋氏)」とある(31ページ)。【赤間コメント】
そうビジネスマンも『資本論』を再読して,企業倫理や企業の社会的責任を考えて欲しいと願ってい ます。ビジネスマンだったら最近は Palm を使っているケースが多いでしょうか。Palm でも『資本論』の英語版なら全巻読むことができます。E-text Links では Palm 用ファイルも紹介するつもりでいます。
「ここは(AKAMACのこと:赤間注)私同様に経済学史学会に属する先生のページです。ここからは,いわゆるe- textがダウンロードできます。スミスやマルサス,リカードはもちろん,経済学史や社会思想史に登場するかなりの人物の主要著作が原文で手に入ります。 もちろんその利用は各人に委ねられるところなのですが。」(46ページ)【赤間コメント】
渡辺さんはかねがね「インターネットを使った経済学史」を書きたいと言っています。近い将来ふた りで実現したいものです。もう10年近く前,マックを使い始めた頃,あの「ハイパーカード」で「ハイパー経済学史」を途中まで作成したことがあります。そ の一部は E-text Links に反映されています。
「ドイツ語版『資本論』,『剰余価値学説史』については,愛媛大学の赤間道夫氏の努力により,デジタル化が進められ,同氏 のホームページ(URL略:赤間)に公開されています(ただし,98年1月現在,電子化は終了していない)。」(69ページ)【赤間コメント】
この当時はそれこそ毎日深夜労働でキーボードに向かっていました。現在ではドイツ語『資本論』全 3巻はインターネット上で読むことができます。プライオリティを主張するわけではありませんが,世界で最初に公開したのは多分 AKAMAC が最初です。
「今回『資本論』関係で特に有益であったのは赤間道夫氏のサイト(URL略:赤間)に置かれているドイツ語のe-text であった。記して謝意を表したい。と同時に,現在のところ英語で提供されることの多い独仏その他の言語の原テキストが早期に利用可能となることが望まれ る。」(編訳者まえがき7ページ)【赤間コメント】
ロシア語をドイツ語原書と照合するときに,ドイツ語のテクストが役にたったとのこと。作成者冥利 に尽きるといえます。
「(前略)その後ついに(オウエンの:引用者注)主著のひとつ『社会に関する新見解』全文の電子テキストが完成,これは現 在インターネット上で公開されている。いくつかのサイトでこれを閲覧したり,入手したりできるが,日本の利用者には,愛媛大学の赤間道夫氏が作成されてい る社会経済思想家の電子テキストのリンク集(URL略:引用者注)より辿っていくのが便利であろう。ここには簡単な経歴と写真を付したオウエンの紹介ペー ジ(URL略:引用者注)もあり,まだインターネットにほとんどふれたことのないような学生あるいは協同組合関係者などに,インターネット利用の有益性を 実際にデモンストレーションして見せるのに格好のページとなっている。(改行)そのほか,このリンク集を一瞥すればわかるように,各種社会科学の古典の電 子化は着々と進行中であり,オウエンの周辺でいえばホジスキンの『労働擁護論』のようなマイナーな(しかし重要な)文献までもが,すでに電子化されてい る。いまや,こういう著作を世界各地のあらゆる場所から,瞬時に,しかも無料で簡単に自分の手元に取り込める時代なのである。オウエンについても,今後徐 々に他の著作の電子テキスト化が進むのを期待してよいだろう。(後略)」(114〜115ページ)【赤間コメント】
杉本さんは「協同組合研究データベース」を作成され, 文献情報と研究機関を紹介されています。うえに引用したあとで,「日本の研究者の側も何らかの貢献をなすことが必要」(115ページ)と書いています。ま さに,そのとおりで,give and takeになっておらず,一方的な日本の入超状況は好ましくありません。
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