2010

西洋における「家」の発見:日欧対比のための史的実証研究

 
 


 日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)海外学術調査


「西洋における「家」の発見:日欧対比のための史的実証研究」

(課題番号:19402030)


研究期間:平成22年度〜24年度

 研究組織(平成22年度)

  研究代表者:高橋基泰(愛媛大学・法文学部)

  

  研究分担者:平井晶子(神戸大学・大学院人文学研究科)

  

      連携研究者: 高木正朗 (立命館大学・産業社会学部)「イエ」研究史の整理、家族と親

                            族の歴史人口学的分析

                         國方敬司 (山形大学・人文学部)欧州村落空間形成と家族史

         村山聡(香川大学・教育学部) 欧州村落環境史および家族・親族ネットワーク

                         長谷部弘(東北大学・大学院経済学研究科)近世日本における「イエ」と経済諸組織

         マーティン・モリス(千葉大学・工学系研究科) 日欧民衆建築史と居住

         永野由紀子(専修大学・人間科学部)「イエ」研究史の整理、農村女性史の国際比較

                         山内太(京都産業大学・経済学部) 近世日本における「イエ」と経済諸組織

         平井進 (小樽商科大学・商学部)近世・近代ドイツ農村社会と親族関係

                       花田洋一郎(西南学院大学・国際経済学部)中近世フランスにおける家族・親族関係

                       佐藤睦朗(神奈川大学・経済学部)近世・近代北欧農村における家族・親族関係

        岩間剛城(近畿大学・経済学部) 近世日本における「イエ」と経済諸組織

目的

 本研究は、萌芽研究「西洋における『イエ』の発見」の発展プロジェクトであり、日欧各国地域において市場経済形成期に顕在化する家の存在を、より実証的に明らかにすることを目的とする。われわれは、市場経済化に対応する村落社会の変貌を「家」という基層部分に着目して比較分析しようと考えるものであり、近年の小農理論的把握では捉えきれない近代的市場経済社会出現の複雑なプロセス自身を比較研究しようとするものでもある。


本研究計画では、

1)経済史および複数分野で混乱している日本の「イエ」研究を整理し、

2)市場経済形成期の日・欧各地域における家々を直系家族・農業経営組織体・住居を対比軸として歴史学的に抽出し直し、

3)「家」という観点から農村社会の市場経済化を再構成する。

 

イギリス・ケンブリッジ州ウィリンガム教区の風車(撮影:高橋基泰、2003年8月)